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	<title>2chの怖い話 &#187; 巫女</title>
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	<description>主に2chなどで拾った怖い話をまとめています</description>
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		<title>卑怯な方法</title>
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		<pubDate>Sat, 09 Jul 2011 15:48:52 +0000</pubDate>
		<dc:creator>怖いななしさん</dc:creator>
				<category><![CDATA[２ｃｈの怖い話]]></category>
		<category><![CDATA[巫女]]></category>

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		<description><![CDATA[「・・・そういうやり方は卑怯だと思う」 薄暗い自分の部屋の中で、自分の部屋の外に向かってそう言った。 最大限冷静に努めたつもりだが、自分でも声が上ずっているのが分かる。 何しろ、これで３４回目だ。必ず、帰宅してドアを閉めた後、すぐに自分の部屋をノックされる。 ２、３回目でドアを開けるのをやめた。それからはドアスコープで見ていたが、それもやめた。 薄い板一枚隔てた虚空からの訪問者を想像して、心底気味が悪くなったからだ。 彼自身、母方の祖母が巫女をしていたため、所謂「そういうもの」の存在・・・というのは、 頭ごなしに否定しているわけではなかった。寧ろ、そういった存在を信じていたほうなのだ。 しかし、実際に目の当たりにした今、湧き上がるのは恐怖が先行する嫌悪感だけだった。、 同時に、それが、かなりの小心者でもあった彼の心を蝕むのは容易な事だった。 「・・・そういうやり方は卑怯だと思う」 同じ言葉を、ドアの外に向かって繰り返す。 「語りかけて諭す」というやり方を、一度だけ祖母の儀式か何かで見た記憶がある。 自分にそんな能力のかけらもないことを自覚しながら、そうする事しか出来なかった。 言いたい事があるならはっきりと言えばいい。いや、頼むからそうしてくれ。 その日も返事が来る事はなかった。 「・・・そういうやり方は卑怯だと思う」 今日で７２回目。数字だけが無造作に書かれたメモが、ごみ箱から溢れている。 傍から見れば、精神錯乱状態であると思われても仕方ないだろう。 だが、正常なのは彼のほうなのだ。自分は何もしていない。自分は何もしていない。<a href="http://matome2ch.com/blog/?p=707" class="searchmore">Read the Rest...</a><div class="clr"></div>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>「・・・そういうやり方は卑怯だと思う」 </p>
<p>薄暗い自分の部屋の中で、自分の部屋の外に向かってそう言った。<br />
最大限冷静に努めたつもりだが、自分でも声が上ずっているのが分かる。<br />
何しろ、これで３４回目だ。必ず、帰宅してドアを閉めた後、すぐに自分の部屋をノックされる。<br />
２、３回目でドアを開けるのをやめた。それからはドアスコープで見ていたが、それもやめた。<br />
薄い板一枚隔てた虚空からの訪問者を想像して、心底気味が悪くなったからだ。 </p>
<p>彼自身、母方の祖母が巫女をしていたため、所謂「そういうもの」の存在・・・というのは、<br />
頭ごなしに否定しているわけではなかった。寧ろ、そういった存在を信じていたほうなのだ。<br />
しかし、実際に目の当たりにした今、湧き上がるのは恐怖が先行する嫌悪感だけだった。、<br />
同時に、それが、かなりの小心者でもあった彼の心を蝕むのは容易な事だった。 </p>
<p>「・・・そういうやり方は卑怯だと思う」 </p>
<p>同じ言葉を、ドアの外に向かって繰り返す。<br />
「語りかけて諭す」というやり方を、一度だけ祖母の儀式か何かで見た記憶がある。<br />
自分にそんな能力のかけらもないことを自覚しながら、そうする事しか出来なかった。<br />
言いたい事があるならはっきりと言えばいい。いや、頼むからそうしてくれ。<br />
その日も返事が来る事はなかった。 </p>
<p>「・・・そういうやり方は卑怯だと思う」 </p>
<p>今日で７２回目。数字だけが無造作に書かれたメモが、ごみ箱から溢れている。<br />
傍から見れば、精神錯乱状態であると思われても仕方ないだろう。<br />
だが、正常なのは彼のほうなのだ。自分は何もしていない。自分は何もしていない。<br />
半年ほど前だったか、近くのマンションで自殺者が出た、というような噂を聞いたが、<br />
それだって、このアパートには関係の無い事のはずだ。仮に「出る」なら、そのマンションだろう。</p>
<p>「・・・そういうやり方は卑怯だと思う」 </p>
<p>92回目。もとい、92日目。人間の精神とは実に脆いもので、彼は自分でも驚くほどやつれていた。<br />
もう、ここ数日は、この言葉しか喋った記憶が無い。というより、何か、<br />
今まで普通に喋っていた言葉を、この一行と引き換えにしてしまったような感覚に陥る。<br />
ただ、僅かな体力だけが残っていた。ここに至って初めて、今までとは違う行動に出た。 </p>
<p>「・・・そういうやり方は卑怯だと思う」 </p>
<p>彼は、自分の部屋のドアを溶接し始めたのだ。その次にベランダに面した窓を固定する部分を。<br />
大家の怒鳴る声が聞こえてきたが、そんなものは関係ない。もはや、誰もこの部屋に入る事は出来ない。<br />
どれだけノックしようともだ。どれだけノックしようとも、この部屋には誰も入れない。<br />
食料？ああ、・・・いずれ尽きてしまうだろう。そうすれば、溶接を剥がして、買いに行けばいい。<br />
薄暗い部屋に僅かに光る、部屋の切れかけた蛍光灯が、一筋の涎を照らし出した。<br />
彼は笑っていた。 </p>
<p>全てをやり終えてへたり込む、彼の後ろの暗闇から声がした。それは、明らかなる「声」だった。<br />
「コンコン」「コンコン」「コンコン」<br />
擬音を真似るような大会があれば、きっといい所まで行くだろう。漠然とそう思った。<br />
なるほどな。言ってみれば、罠だったんだ。お前は、ずっとそこに居たんだな。<br />
外から音が聞こえているように・・・そんな事まで出来るのか。大したもんだ。 </p>
<p>外界を遮断するために、溶接してしまったこの部屋の中から、外に逃げる事は出来ない。<br />
やがて、薄暗い部屋に、ぼろ雑巾のような足が見えた。<br />
彼は、諭すためではなく、精一杯の皮肉をこめて、最後に言ってやった。 </p>
<p>「・・・そういうやり方は卑怯だと思うぜ」</p>
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