Archive for the ‘いい話’ Category

自殺しようとしていた人を助けた(?)こと

300 名前:彼氏いない歴774年[sage] 投稿日:2011/05/15(日) 10:24:56.17 ID:p3LYxyuj
自殺しようとしていた人を助けた(?)こと
10年近く前の学生時代、友人と旅行に行った先での話。
観光名所の岬が思いのほか楽しくて、夕暮れまでプラプラしていた。
売店が閉店し、私達のほかに人もいなくなり肌寒くなってきたので
さぁ宿に行こうと車に戻る途中のベンチに、年配の身綺麗な女性がポツンと腰掛けていた。
どうして声をかけたのか、最初に何を話したのかあまり覚えてない。
「私、自殺しようと思って来たんです」の一言が強烈だった
身体を悪くし仕事を辞め、住んでいた場所は引き払った。
最後の思い出にと今まで行ったことのない豪華な旅館に泊まり
美味しい御飯を食べ、残っていたお金は全て使った。
そしてさあ死のうと思ってここに来たけどやっぱり怖くなって
お金も無いし行くところも無いし、どうしよう、どうしようと思っていた
話を聞いている間に完全に日が落ちて真っ暗になってしまい
数歩歩けば断崖絶壁の崖、あたりに響く波の音、という状況に
これはヤバイ…と少々怖くなった私達は、女性を連れて車に乗せた。
話の続きを聞くと親族に身寄りは無いが、ここから程遠くない場所に
友人がいる、連絡先もわかると言うので、近くの駅に行き電話をかけてもらった。
女性がどこまで話したかわからないけど、その友人の元に行けることになったので
電車賃と少しのお金、ホットのお~いお茶とアンパンを渡し見送った。
21時前後だったけど最終電車だった
それから約一ヵ月後、住んでいたアパートにその女性から手紙が届いた
私と友人は同じアパートの隣同士だったので一緒に読んだ。
友人の紹介で旅館で住み込みの仲居の仕事をしている等の近況と
あのとき貴女達お姫様に出会わなかったらどうなっていたか…とお礼の言葉が綴ってあった
家賃3万円の超オンボロアパートに住む貧乏学生だったので
「お姫様」という単語にオロオロしてしまった
返信したかったけど住所が明記されていないかったのでそれっきり。
今どうしているんだろう

6月 2, 2011 · 悲しい名無しさん · No Comments
Tags:  · Posted in: いい話

お世話になった寿司屋さん

919:名無しの心子知らず :2010/06/09(水) 09:00:45 ID:9vIYNNay [sage]
破水しちゃってすごくすごく慌ててたんだよね。「まだまだ生まれない」って医師から言われてて安心しきって散歩してる途中だった。
携帯忘れてしまって、母子手帳見ながら公衆電話で病院に電話した。
そしたら番号ひとつ間違ってたらしくてね。通じたのは街の中の老舗寿司屋。
店の名前聞き取れないくらいパニックで、「38週の妊婦で」とまくし立ててしまったら、
「母さん落ち着いてくれ。うちはな、よくその病院と間違って電話くるがただの寿司屋なんだ。今どこにいる?破水したんなら動かないほうがいいだろう。救急車か?」
いい人すぎた。でも私はろくにお礼も言わず謝りまくって自分でタクシー呼ぶと切ってしまった。
病院に到着寸前くらいから陣痛がついてきて、夫も到着し安心したら寿司屋が気になって気になって。
私「寿司屋さんに電話して」
夫「うん。生まれたらお祝いしようね」
私「違う。お礼したいから」
夫「そっかー赤ちゃんへのお礼かあ」
私「違う。お世話になったから」
夫「自分へのご褒美?」
私「違う。今日電話したの」
夫「家に届くんだ」
私「違う!(陣痛MAX)スシーーーーーー!!!!」オンギャー
翌日超笑顔でコンビニのパック寿司買ってきた夫を殴り飛ばして自分で電話してお礼とお詫びしといた。
その寿司屋さんから「あの時の赤ちゃんが一歳になる頃だからお祝いさせてほしい」と電話があって感動カキコ。

5月 25, 2011 · 悲しい名無しさん · No Comments
Tags:  · Posted in: いい話

産んでくれなんて頼んだ覚えは無いよ!

私が中学生くらいの頃、ちょうど反抗期真っ最中だった。
私は母と些細な事で喧嘩になり、母から「そんな子に育てた覚えはない!」と言われました。
売り言葉に買い言葉で「産んでくれなんて頼んだ覚えは無いよ!」とつい言ってしまいました。
お前なんて産まなきゃよかったくらいの言葉が返ってくるかと思ったのに、
母は私のその言葉を聞いてから黙ってしまい、返事をする事はありませんでした。
それから月日は経ち、私が大学入学する時に戸籍抄本を大学に提出しなくてはいけなかったので、役所に取りに行きました。
その戸籍には「養女」の文字が・・・
私は父と母の本当の娘ではなかったのです。
そんなこととは全く知らずに、あの日言ってしまったあの言葉。
悔やんでも悔やみきれませんでした。
養女だと知ったとき、私は全くショックは受けませんでした。
むしろお父さん、お母さんの子として育った私って、なんて幸せなんだろうと胸がいっぱいになったのを良く覚えています。
おかあさん、あの日はごめんなさい。
私を本当の子以上に大切に育ててくれた事、感謝しています。
私も自分の子供たちに、母が私に注いでくれたような愛情で育てたいと思います

2月 14, 2011 · 悲しい名無しさん · No Comments
Posted in: いい話

安物の指輪

我家は母子家庭。
もちろん裕福ではないけど、つつましく暮らせば生活に困るような事もないような家庭のつもりだったのですが。
ある日、元々指輪など装飾品にそれほど興味のなかった私が珍しく超々安物の指輪を気に入って購入した夜。
私「ねえ、これかわいいでしょ~?」(本当に気に入ってたから)
小4の息子「買ったの?」
私「うん、どう?」
息子「高かった?」
私「まっさかーー、500円だったかな」
その後、何故か息子は下を向いて黙ってしまいどうしたのかと思ってたら
「俺が大きくなったら、すっごい高い指輪買ってあげるから」って涙ふきふき言われてしまいました。
買えないから買わないのももちろんあるけど、我慢するほどそういうのが欲しい私ではなかったのに、息子は、きっと勘違いしちゃったんだろうなって。
でもそんな気持ちが嬉しくて、私も泣き笑いしちゃった。
これから先、何があってもこの子がいてくれたら
乗り越えていける、って改めて思わせてくれた夜でした。

2月 13, 2011 · 悲しい名無しさん · No Comments
Posted in: いい話

お母さんの気持ち

自分が多少つらくても、腰痛くても頭痛くても、子供が元気にしてくれてるのがすごく嬉しいの。
元気そうな子供の姿見たり声聞いてるとね、本当に嬉しいの。
別に感謝してくれたり、無理に気にかけてくれたりしなくていいの。
苦労して育てた自分の子供が、自分の足で立って人生歩んでくれることが、何より嬉しい。
悩んでる、行き詰ってる子供を見るのは本当につらい。
何とかしてあげたい、どうにかしてあげたいんだけど、私じゃ何もしてあげられない。
余計な口出ししちゃって、後悔する事もある。
アナタにはアナタの考えがちゃんとあるのにね。
でも、見守るだけしかできないのはつらい。苦しんでる姿見ると、心が張り裂けそうになる。
親なのに、何でこんなにも、何もしてあげられないんだろうって、情けなくなるよ。
今楽しいアナタへ。アナタが楽しく生きているという事実が、お母さんの生きがいです。
今苦しいアナタへ。何もしてあげられなくてご免なさい。頼りなくて本当にごめんなさい。
でも、つらくても生き抜いてください。
お願いだから、自暴自棄になったり、自分を卑下したりしないでください。
生きる場所は必ずあります。生きる道は必ずあります。
アナタが、もがいて、もがいて。そこに辿り着くことを毎日祈っています。
私にできることが何かあるなら、どうか言ってください。
誇大表現でも何でもありません。
アナタが強く生きてくれることが、お母さんは自分の命よりも大事です。

2月 12, 2011 · 悲しい名無しさん · No Comments
Posted in: いい話