フランス人「日本はフランスのカキ養殖業を救ってくれた。今度は我々が日本を助ける番だ!」

1: 名無しさん@涙目です。(長屋) 2011/07/07(木) 18:23:19.97 ID:1ayFXjlB0 BE:670620825-PLT(12000) ポイント特典 []

3月11日の東日本大震災で、東北地方沿岸部は町ごと破壊しつくされた。巨大津波に何もかもが押し流され、カキ養殖業も壊滅状態となった。

6日、そんな三陸のカキ養殖業者たちへの支援として、筏や縄、作業着などカキ養殖に必要な装備7トン相当が成田空港に到着した。
送り主は、仏西部ポワトゥー・シャラント地域圏シャラント・マリティーム県とブルターニュ地域圏の同業者たち。これからトラックで三陸へ届けられる。

支援プロジェクト名は「France o-kaeshi(フランスお返し)」作戦だ。

現在、三陸地方では、カキの成長周期に間に合わせようと、7月中旬までの養殖再開を必死に目指している。新しい世代のカキを一から養殖するためには、
貝殻を吊した縄に海に沈めて、カキの幼生が採苗するところから始めなければならない。食べられるまでに成長するには3年かかる。

「時間との戦いです」と、支援物資の配送を担う仏物流会社SDの担当者は言った。

■仏養殖業界の窮地救った三陸のカキ

フランスでは1970年と90年にカキの病気が蔓延し、養殖産業が危機に陥った。そのとき、カキの幼生を送って窮地を救ったのが、日本の養殖業者たちだった。

「フランスお返し作戦」をコーディネートするマイクロファイナンス(小口金融)グループ、プラネットファイナンスジャパンのロベール・ヴェルディエ氏はこう語る。
「日本では、贈り物をもらったらお返しをする。だから今度はフランスがお返しをして日本を助ける番です」

■三陸は「カキの故郷」

成田に着いた支援物資の第1陣は現在、気仙沼と宮古へ向かっており、10日までには第2陣3.6トンも到着する見込みだ。

関係者は全員、このプロジェクトは成功することが必須だと理解している。「カキ保全のための故郷」とも言えるのが三陸海岸だからだ。

ヴェルディエ氏いわく、「日本のカキの8割は三陸に由来しています。世界のどこかでカキの病気が流行し養殖業が打撃を受けたとき、救ってきたのは三陸地方なのです。
フランスはそれを分かっています。(フランスでは)新たな病気が発生し、3月15日に、また三陸の稚貝を注文しようとしていたところでした。今度は歴史が逆転したのです」

http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2811343/7464763

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