1 名前:ゴッドファッカーφ ★[sage] 投稿日:2011/06/13(月) 21:06:35.37 ID:???0
中国・広州市郊外で大規模な暴動が発生した。加わった人数は1000人に達し、
警察車両を次々に破壊。建物に押し入って設備をたたき壊す映像も
インターネット上に投稿されている。
北アフリカのチュニジアで起き、中東に連鎖した「ジャスミン革命」と名付けられた
民主化運動を、中国でも実現しようと先導するグループも、
今回の暴動の様子を執拗に発信している。
■車にはねられたように倒れた女性の姿
香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニングポスト」は2011年6月13日、
広州市の東側に隣接する増城市で発生した暴動の様子を伝えた。
12日ですでに発生3日目を迎えており、21時ごろに市内の新塘地域に1000人を
超える出稼ぎ労働者が集結、デモ行進を始めたという。
発端は6月10日、四川省出身の20歳の女性労働者が、新塘にあるスーパーの前で
治安当局者に暴力を振るわれたことだ。女性は出稼ぎの露天商で、妊娠中だった。
当局側は女性の露天販売をやめさせるための措置だと弁解したが、
同じように出稼ぎに来ている人たちの怒りをかってしまったのだ。
デモ隊の向かった先が高級住宅街だったこともあり、警官隊が待ち受けて道路を封鎖。
一部暴徒化したデモ参加者が、車を壊したり建物に侵入してガラスを粉々にしたりと大暴れした。
中国国営の新華社通信も、暴動の発生を認める一方で、「デモ隊は警察により排除された」と報じた。
インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」には、暴動を撮影したと思われる映像が
公開されている。6月11日付の動画には、夜に集まった無数の人々がシュプレヒコールを
上げている様子や、路上に転がる何台ものバイク、横倒しになったパトカーが次々と映し出される。
撮影者はかなり足早に移動しながら撮っているが、時折、車にはねられたように倒れた女性や、
車体に血痕のようなものがべっとりと付いているシーンなど、生々しい光景が続く。
また12日付の動画は、道路のあちこちで火の手があがり、暗闇の中で真っ赤に燃え上がる
複数の炎が暴動の激しさを表している。
各動画のコメント欄には、「反中国分子は『雨後のタケノコ』のように現れている」
「共産党は消滅だ。中国人民よ立ち上がろう」など、暴動をあおるような内容が見られた。
■地元民と出稼ぎ労働者の格差が原因
中国の民主化運動を推進するグループは、ネットを通じて中国各地のデモの様子を伝えている。
現地の映像や写真を、ブログやフェイスブック、ツイッターを駆使して流しているが、
「中国ジャスミン革命の先導者」と名乗る集団もそのひとつだ。北アフリカのチュニジアで起きた
反政府運動が長期政権の打倒に成功したのが「ジャスミン革命」で、以後中東各地に広がって
民主化の機運を高めている。これを中国でも起こそうと、民主化を目指す動きとして
2011年2月にはネットで大規模なデモの呼びかけが起きた。
「中国ジャスミン革命の先導者」はブログで連日、広州暴動の様子を更新。
6月12日は、映像が不鮮明ではあるが、デモ参加者が建物に入り、大きな音を立てながら
破壊を繰り返す映像を紹介している。13日のブログ記事によれば、デモの起きた周辺は
地元民と出稼ぎ労働者の間の貧富の格差が特に大きな地域で、
日頃から労働者側の不満が蓄積していたと分析。今回の露天商の女性「殴打事件」により
一気に火がついて暴動が広まり、当局側でも簡単に抑え込むのは難しいと見ているようだ。
中国では、内モンゴル自治区で2011年5月、モンゴル族による地元政府への抗議デモが発生。
6月に入っても湖北省利川市で、住民側の立場に理解の深かった市の幹部が汚職で逮捕されたうえ
、後に急死したため、市民がデモ隊を結成して警官隊と衝突するといった騒ぎが起きた。
(おわり)
http://www.j-cast.com/2011/06/13098294.html?p=all
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