米紙「なぜ日本人は東電に好き放題やられてるのに文句を言わないんだよ」

1 :名無しさん@涙目です。(兵庫県):2011/07/08(金) 20:06:41.01 ID:WMyZgY/k0|
それにしてもどうしてこれほど多くの個人株主が、東電取締役会を支持したのだろうか。現在の世相を見る限り、意外な結果のようにも映る。

実際、個人株主が取締役会を「積極的に」支持したかどうか、本当のところは明らかではない。というのも今回の総会では、無投票(議決権を行使しなかった)株主は第1・2号議案に賛成、そして第3号議案については「自動的に反対」と取り扱われたためだ(この旨は議決権行使書に記載されている)。東電の株主総会に対する世間的な関心は非常に高かったが、一方で議決権を行使する個人株主は一般的に言ってそれほど多くない。

そしてもう一つの懸案、総会における動議についてはしっかりと対策が取られていた。動議には「議案修正動議」と「手続的動議」の二つがあり、特に後者は総会に出席した株主および代理人によって採決される(なお議案修正動議は、議決権行使書も反映されるため、可決の可能性は低い)。

この手続的動議では議長の交代や休憩などを採決でき、実際に東電の総会でも同様の動議が発せられた。しかし東電の防御は堅い。日本経済新聞電子版によると、総会に出席した株主の議決権は合計130万個強であったが、東電が事前に委任状を受けていたのは108万個に及ぶという(第2位株主の第一生命と、第3位株主の日本生命の議決権合計に一致)。つまり、この大口株主代理人の手をもって、全ての動議は過半数によって否決された。

株主総会のメーン会場前列には、東電関係者とみられる動員株主が大勢陣取っていたそうだ。彼らは他の株主の怒号や請願を意に介すことなく、議長の発言に白々しい拍手を送っていた。震災と東電福島原発事故から3カ月余り。事故の収束や補償は遅々として進展しないが、こと株主総会対策に限っては、東電経営陣は万全の準備を重ねてきたようだ。

http://jp.wsj.com/Business-Companies/node_268805

株主総会 (幻冬舎文庫)
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