1 : 名無しさん@涙目です。(岩手県) :2011/06/20(月) 17:57:03.86 ID:tfXgEeY10 BE:146095632-PLT(12001) ポイント特典
カナダで、売春婦を標的にした連続殺人犯といえば、ロバート・ピクトンの名前があがるだろう。養豚業者のピクトンは90年代からバンクーバー郊外のダウンタウン・イーストサイド地区に姿を現し、売春婦たちにドラッグやカネを渡していた。そして彼女たちを自分の農場に連れ込み、体を切り刻んでブタの餌にしていたのだ。
後に逮捕され、07年に行われた裁判では49人の女性を殺害したと自ら主張し、終身刑を下された。ピクトンのサディスティックな連続殺人が今、カナダで注目を集める裁判の行方に影響を及ぼしている。カナダの売春禁止法が売春婦たちの安全を脅かしているかを問う裁判だ。
オンタリオ州の裁判所は昨秋、売春禁止法を無効とする判決を下した。連邦政府はこの判決の取り消しを求めて現在、控訴審で争っている。控訴審で判決が覆らなければ、オンタリオ州では売春宿をはじめ売春関連のあらゆる行為やビジネスが合法となる。そうなれば、同様の動きがカナダ全土に広がる日も近い。
売春に関するカナダの現行法は、矛盾を抱えた代物だ。売春は合法だが、売春に関わるあらゆる行為は違法。たとえば売春宿は非合法で、売春のために交渉などを行うことも禁止されている。売春関連のビジネスで生計を立てたりすれば、刑務所行きだ。
その結果、売春婦は路上で働かざるを得なくなり、運転手やボディーガードを雇うこともできない。売春婦は人目を盗んで短時間で客と交渉するため、客が危険な人物かどうか見極める余裕もないと、売春婦たちは裁判で証言していた。これでは憲法で保障された個人の身の安全を守る権利を侵害することになるとして、オンタリオ州のスーザン・ヒメル判事は法律を無効とした。
以下ソース
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/06/post-2155.php