Archive for 6月, 2011

返却BOX

しまった!
今日がDVD返す日だった!!
夜中布団の中で、はっと気付いた。
時計を見ると1時ちょうど。
店は深夜1時までなのでまだ間に合うかも!
私は飛び起きてレンタル店へ走った。
店に着くと、もう中は真っ暗で営業は終わってしまったようだ。
え~どうして?
いくらなんでも1時ちょっと過ぎまでは営業するだろ、普通。
仕方ない、返却BOXに入れとくか。
返却BOXにDVDを入れようとしたら、入れ口に何か白いものがあった。
なんだこれ?ビニール袋の持つ部分?
あっ、そうか、私の前に返却した人がちゃんと入れずに引っ掛かったんだ。
・ ・ ・もしかしてこれってチャンス?
いいDVDとかだったらもらっちゃおうかな。
周りに防犯カメラや人が居ないのを確認してから、私は入れ口から少しだけのぞいているビニール袋の端を引っ張り、引き出そうとした。

「ズルッ」

勢い余ってかなり乱暴になってしまい、ビニールは破け、中身は飛んで私にぶつかってバラッと落ちた。
結構大きな音がした。

「カラッ、カラッ・・・」

まずいな、誰かに見つからなかっただろうな?
少しその場を離れて見回してみたが、大丈夫、誰も居ないようだ。

さて、何のDVDかな?
ケースは見当たらず、中身だけ落ちている。

傷がついてなければ良いけど。
私は拾い上げようとして手を伸ばしたが、そのまま固まった。
それはDVDではなく、鏡だった。
手鏡の取っ手部分をむりやり折って丸い部分だけになった鏡だった。

なんで?!

私は意味が解らず、しばらくその鏡を見つめていた。
その時、店の前を車が通りすぎた。
一瞬だがヘッドライトの光がこちらに向いた。

鏡に反射してピカッと光った。
まぶしい!
思わず目をそらしてしまった。
再び鏡を見ると、無くなっていた!
ほんの一瞬目を離しただけなのに。
更に分けがわからなくなって、もういいや、とりあえず自分のDVD返却して帰ろう。
そういえばあの入れ口、壊れて無いよな?かなり強引に引っ張ったからな。
入れ口を見てみると、ギョッとした。

入れ口から手が出ていてこちらに向かって「おいで、おいで」をしていたのだ。

・ ・ ・いや、待てよ、できすぎだ。
あ~、なるほどねえ。
店を早めに閉めてバイトが私みたいな客に仕掛けたいたずらか!
たしか前に自販機の取り出し口から手がでていたとかネタがあったよな。
鏡にも糸かなんかついていて私が目を離した隙に隠したんだろう。
「おいで、おいで」をしている手を良く見てみると女の子の手のようだ。
ピンクのマニキュアをしている。
耳をすますと、心なしか、小さな話し声も聞こえるようだ。
私は「うわ~」と大げさに驚き、一目散に逃げた。
ように見せて、こっそり店の裏に回り建物の影から入れ口を覗いて見た。
まだ「おいで、おいで」をしている。
随分やってるな。
もういいだろ。早く出てこないかな。
もし可愛い子だったらこれをきっかけに・・・などと考えていると、

「ポトリ」

手首から先が落ちた。

・ ・ ・なにも考えられなくなった。
ただただその手首を見ていると、

「カサカサ、カサカサ」

指を足のように使いながら這いずりはじめた。
なにかを探しているかのよう・・・あっもしかしてあの鏡か?
これって相当ヤバイんじゃ。。

「ガタッ」

無意識のうちに壁に体をぶつけてしまった。
すると手首が動きを止めた。
指が5本ともこちらを向いた。
しまった、見つかったか!!

手首は私の方へなにかの生き物のように這ってきた。
逃げようとしたが全く動けない。

「カサカサ、カサカサ」

足を1歩伸ばせば届く所まで近づいた。
もうダメだ、私は歯を食いしばって目を閉じて観念した・・・

だがそれは私の横を通りすぎていったようだ。
だんだん「カサカサ」という音が遠ざかっていく。
5分ほど経っただろうか、そっと目を開けて辺りをうかがうと、何も無かった。
汗をびっしょりかいたが、冷静になって自分を思うと少し恥かしくなってきた。
何、真夜中に店の裏で立ちすくんで汗だらだらかいてんだ!自分?
手首が動いたように見えたのも、ビニール袋が風で転がったかなんかだろう。
は~あ、あほだな自分。
思わず一人ぼけ突っ込みをしながら店の前に出た。
端の方にまだビニール袋が転がっている。
もう騙されないって!
まあ私をあれほど怖がらせたビニール袋だ。
悔しいから1回くらい蹴飛ばして帰るか。
近づいて見ると、ビニールではなかった。
そこには折れた鏡を大事そうに撫でまわしている手首があった。

私は無言で後ずさりをしてクルッと振り返って、これ以上速く走ったら死ぬかもという勢いで家に帰った。
そしてそのまま寝入ってしまった。

次の日の朝、親が血相変えて起こしに来た。

「お前が良く行ってるレンタル屋、強盗入って女の子が死んじゃったって!」

えっ、昨日返しに行ったけど・・・と言おうとして止めた。
机の上にはまだ返していないDVDがあったので、昨日の出来事は夢だったんだろう。
あ~変な夢見たな。
なんか良く寝たはずなのに疲れたよ。
店に警察がいっぱい来ていて大騒ぎだから見に行こうと言うので、着替えようとしたら、何かが胸のあたりからポトリと落ちた。
キラキラ光っている。

拾い上げてみると、鏡の破片だった。


縁取りするように

友人の話。

6年前くらいの話なんだが、Mは心霊巣スポットマニアで、各地の心霊スポットに行っていた。
彼自身霊感が多少あるが極稀に見えるくらいだった。

その年の夏、Mとその友人らは樹海に行った。
Mは多少嫌な雰囲気を感じてはいたものの、ここは東日本最大の心霊スポット富士の樹海。
それゆえ、もっとすごい気配がするのかと思っていたこともあり、期待はずれな感もあった。
樹海に続く遊歩道を懐中電灯の明かりをたよりにあるいたが、何も起こることはなく、皆暗闇の恐怖を味わう程度で、帰路に向かった。

帰りの車の中、TVの話題などたわいもない話題で盛り上がっていたが、Mだけは憂鬱そうな顔をしていた。
ほかの連中はMの様子に気づき、「大丈夫か?具合でも悪いんか」と声をかけた。

「樹海に入るときの嫌な感じがまだ抜けないんだ」とM言った。
「気のしすぎじゃねぇの?」と、もうひとりが言い、話題はまたたわいのない話に戻った。

高速を地元のICで下り、近くのコンビニで飲み物を買おうということになった。
車を降り、みなで深夜の人気のない店内に入った。
一行の姿が大きいガラス窓に映った。
そのときMは違和感を覚えた。
一緒に来ていた友人Iが少し大きく見えたのだ。
Ihaほかの連中と背丈は対して変わらない筈。
しかし窓に反射しているIはほかの友人より少し大きく見える。
窓から目をそらし、飲み物を探すIを見た。
いや、決して大きく見えない。
Mはもう一度窓ガラスを見た。
あることに気づく。

Iの体の周りに黒い影が付いている、まるでIを縁取りするように。

いや、違う、後ろに一回り大きな人がいるようにみえた。
もう一度Iを見る。
近くにそんな大きな人は居なかった。
やっぱり、違和感は間違いじゃない、何かがIに憑いてきてしまっている!

Mには多少の霊感はあるがそれを取り払うようなことは出来ない。

「Iには悪いがだまっておこう。俺の所にはこないだろうし。」

Iには霊感などはなく、黙っていれば気づきもしないだろう。
Mはそう結論をだし、黙ったままにしていた。

その後、数日、数ヶ月たってもIには何も起こらず、M自身もそのことを忘れかけていた。

しばらくは心霊スポットも行かず、大学の夏休みに実家に帰ったMは母子家庭で自分を育てた母に大学の様子などを伝えていた。
その夜、母と布団を並べ、眠りにつこうとしていたその時、急に激しい金縛りがMを襲った。
重たい空気が体を押しつぶすようにMに重くのしかかる。

「母さん!母さん」

隣に寝ている母に助けを求める。
しかし母にはとどかない。
すやすや寝ている。
いい気なもんだ。
どうやらMだけが金縛りに掛かっているようだ。
ふと庭の方に気配を感じ、窓を見る。

「!!!!!」

そこでMは恐怖を感じた。
窓の左上から女が顔を覗かせていた。
頭を下に向け無表情なその顔の目は動けずに恐怖で引きつった顔のMを見ている!

「うわ!!」

Mが叫んだ瞬間、その顔は窓の左上から右上にすごい速さでスライドして、そのまま消えて行った。
Mは恐怖に勝てず、そのまま意識を失った。

後日、Mは私にこういった。

「あのコンビニの黒い影、女だったんだよ・・・あのときIじゃなくて俺に憑いて来てたんだな。まだ時々見るよ。もうなれたけどな」


ぬいぐるみ

これは友人の家での話、昼下がりの休日、俺の友人Eが応接間でうたたねしちゃってた時の話。

ふっと、本当にふっと意識が戻ってきた、いつもの自宅、いつもの休日の昼下がり。

でも何かが違う気が・・・する。

ふっと半分だけ開いた目にぬいぐるみが映った、試供品か何かを配る時に一緒に配布されてきたぬいぐるみ・・・。
ぬいぐるみの手がばたばた、ぐるぐると動いている。
ぬいぐるみが動いてらー、これは夢だなー、もうちょっと寝よう・・・。
そのまま静かに眠りに落ちていく、そして目を覚ました。

(んん??変な夢を見たなぁ・・・、ぬいぐるみが動くなんて。)

応接間の奥、今まで惰眠を貪っていたソファーの正面にある棚においてあるぬいぐるみを眺めた、そして手に取ってみた。
やっぱりただの安物のぬいぐるみだった、別になにか仕掛けがあるわけでもないただのぬいぐるみ。
俺はそれを元の棚に戻しつつ、変な夢を見た今夜友達に話してやろう、と思った。

それから数日後の夜、友人数人を迎えて妹とお袋とダベっていた。

「そういえばこないだの休みさぁ、応接間で寝てたら変な夢見ちゃったよ。」

ああ、言ってたね、と友人。
どんな夢なのと妹が突っ込む。
棚のぬいぐるみが動いてたことを告げると。

「あ、あたしも見たよ?」

え?いや、それは俺の夢であって、・・・え?

「先週かな、夜中にトイレに行きたくなって何気なく応接間の前を通ったの、そしたら扉が隙間あいててさ。」

固まる俺と友人。

「中を覗いてみたの、そしたらぬいぐるみの手が動いてたよ。」

神妙な面持ちで話を聞いていたお袋、そこに口を挟んできた。

「あぁ、あたしも見たよ」

そんな事があるはずがない!
俺が見たのは夢だし、きっと皆がたまたま同じ夢を見たのに違いない!
安物っぽいけど結構可愛いし、動いたらいいって願望がきっとみんなにあったんだ!

そこに妹がトドメを刺してくれた・・・。

「夢じゃないよ、だってあたしぬいぐるみの前に手をやったら、両腕で挟んできたもん!」
「そのあと、ちゃんとCDダビングしてから寝たし、間違いないよ。」

・・・言葉が見つからない、ぬいぐるみ云々もそうだけど、そこに手を挟ませてみる妹ってどうよ?
ちょっと途方にくれる。
友達もぽかーんとした顔で妹を見ている。

「きっとあれ、●●ちゃんだよ、皆に会いに来たんだと思う」

俺ははっとした。
そう、俺達には生まれてすぐ亡くなってしまった弟がいた。
そういえば今週が命日だ、お袋もどうやら同じふうに思っていたらしい。

「そっかー、そうかもしれないなー」

・・・俺は夢だ、とは思う。
でもそういう偶然があるのかもしれない、でも今週は今は亡き弟にケーキでも買って帰ってやろうと思った。


木更津古書店

これは自分の体験談というわけではないんですが。
幽霊やなんかの仕業なのかもよくわかりません(笑)
私もだいぶ絡んではいるんですが、祖母の様子がちょっと変なんです。
原因はわかっています。
一通の手紙。
それも死者からの手紙といえるのかな。
いわゆる遺書ってやつです。

私は千葉の木更津で古書店を営んでいます。
最近は漫画のスペースがだいぶ多くなってしまいましたが、一応小説やなんかも扱ってます。
私が小説が好きなもんで。
漫画は金のためにやっているようなもんです。
「おいおい、商売なんだから!」なんていわれたりしてね(笑)

その小説に半年ほど前、すごく嫌なものが挟まってたんですね。

遺書が。

よくわからないメモやなんかはよく挟まってるんですけどね。
あと、現金なんかもたまに。
「ちゃんと、現金は返せ!」なんて野暮なことはいわないでくださいよ~。
でもね、さすがに遺書は初めてでした。

遺書の内容は、もう手元にはないので性格ではないんですが、こんな感じでした。

「いつ何がおきても不思議ではないので、生きているうちに遺書を書いておきます。このあいだ、敬一が死んでしまった時に、自分が生きていることがすごいことなんだと思った。それといつ死んでも不思議じゃないって思った。だから書いておきます。お父さん、お母さん、本当にありがとう。僕はお父さんとお母さんの子供で幸せでした。本当にありがとう。」

これだけなんですけどね。
突っ込みどころは結構ありますよね。
本当に「それだけかい!」てのと、「名前くらい書けよ!」、あとは「生きてるうちに書くのは当たり前だよ!」て感じですかね。
あと、これだけじゃ、これ書いた子、生きてるのか死んでるのかわかりませんね。
本に挟んであるの忘れちゃったのかどうかしたのかもしれないし。
あ、この本はですね。
直接お客さんから買い取ったんじゃなくて、問屋さんみたいなとこから買ってきました。
古本にも、問屋さんのようなものがあるんです。
それぞれの店が買い取ったもの全部さばききれるわけもないので、そういったものをまとめて買い取って、他のとこに売るんです。
だから、これもともと誰の本かは調べようがないんです。
わかれば、生きてるか死んでるか調べられたんですけどね。

それでだ。
この遺書らしきもの見つけて、面白いものみつけたよって家族に見せたんですよ。
そしたら、祖母がね。
供養しなきゃ駄目だって。
お寺さんに持っていって拝んでもらえって言うんですよ。
でもね、そんなの面倒じゃないですか。
だから、いきたきゃ自分で行けって言ってやたんですよ。
でもね。
うちのばあちゃん、歩けないのよ、もう90過ぎてるし。
家の中うろうろするぐらいはできるんだけどね。
そしたら、自分で供養するとか言い出して。
やめとけっていったんですよ。
そんなもん、素人がやるもんじゃないって。
それなのにね。
ばあちゃん庭で火起こしてね。
なんか、お経みたいの唱えだして。
「なんみょうほうれーん」みたいの。
それで、お経となえながら、燃やしちゃったの。
馬鹿だよねぇ、素人の癖に余計なことして。
やめろっていったんですよ、ほんとに。
何回も何回も。

その晩から。ばあちゃんの様子がおかしくなったの。
夜中に、変な奇声をあげるんだよね。
「あ~~~!」って。
部屋違うのに私の寝室まで聞こえてくるくらいの大声。
あんなよれよれなのに、よくあんな声出るよなって位の大声。
私も負けずに向こうの部屋までとどくくらいの大声で、「うるせー!」いってやると、ぴたっと止まるんです。
でも、そのうちそれがお経になったりしてきね。
しばらくは、まぁ我慢できたんですけど。
さすがに毎晩お経が聞こえてくると気味悪いでしょ。
だから、部屋までいってやめさせようと思ったんですよ。
それで、部屋の前までいって、ふすまバンって開けて、「うるせぇんだよ」っていったんです。
そしたらね、ばあちゃん布団の上で、お経唱えながら、なんつうんだろ。
V字腹筋って腹筋の仕方あるでしょ。
きおつけした格好で、頭と足を同時に上げるの。
それやってるんですよ。
何回も、よく平気だなって思う位強い力で頭を上げたり下げたり。
だんだんだんだんって、そんで口からは「なんみょうほうれん」って。
すごい力ですよ。
90歳のばあさんができることじゃないから、きっと祟られてるんだと思います。

だから、何度もとめたのにね。
皆さんも、素人が余計なことしちゃいけませんよ。
木更津の古書店主人からの、ちょっと怖い話&教訓でした(笑)


壁の女

どこかで聞いた話なんだけど
Aさんが大学に合格した の で大学の付近にこした時の話らしいのですが
いわゆるいわく付き物件ってとこに入居したんです
大家さんからはどんな事件があったのかを聞かない約束で、
かなりの格安で借りれたそうでAさんはとてもよ ろ こんでいたのです。
そして引越し当日、友達のBさんとCさんに手伝ってもらい
そのアパートへ い ったのです。
部屋の間取り図しかみていなかったので不安だったのですが
リフォーム済みなのか、やけに小奇麗な部屋で安心したようです。
しかし、その部屋には似つかない三面鏡がおいてあったのです。
前住んでいた人が置いていったものなのかな?と思って気にせずに捨てることにし ま し た。
3人で抱え外に出し部屋に戻ったときギョッとしました・・・
壁には白いワンピースの女が書かれていたのです
とても綺麗な絵だったので す が、彼女には足がかかれていないのです・・・
B「気味が悪いね・・・」

A「なんで、足を書いていないんだろう」

C「気持ち悪いけど壁塗り替えるわけにもいかないし、ポスターでもはっとけ」

Cさんの意見に賛同し
そのワンピースの女に見合う大きさのポスターを貼り付け
また、淡々と片付けをはじめました。

そして夜やっと片付けが終わり、引越し祝いをし気づけば深夜。
Bさんは帰っていきましたがCさんは酔いつぶれてしまいました。
二人はすぐ横になり眠りについたのですが・・・
Cさんが足に激痛がはしり飛び起きたのです。

C「いってぇ・・・なんなんだよ」

A「どうした?・・・・おい・・・足・・。」

Cさんの足首には赤い後がついていたのです。

C「なんか・・・いるよ・・この部屋・・。」

A「まっさかぁ幽霊でもでるっての?とりあえず寝ようぜ。明日朝早いしさ。」

C「おれ・・・かえる・・・。」

びびったCさんは帰ってしまいました。
その日は何事も無く、そして数日たっても何もなかったのです。
後日Cさんがびびってただけとからかったりしていました。

そしてしばらくしてこのアパートでの生活になれた頃
Cさんが突然の死を迎えたのです。
死因は事故死だと言うのですがどうも不自然な死に方で
両足がなくなっているというのです。
違和感が残るもののAさんの葬式も終わりひさしぶりに部屋に帰ってみると
なにか空気が違っていました。
部屋を見渡すと、ポスターが破れかかっている・・・?
いったい誰か・・・。
そしてその切れ端からだらりと赤い何かがすじ状に垂れていました
そんな・・まさか・・・・
Aさんは覚悟を決めポスターをはがしました

そこには・・・ワンピースの女が微笑んでいました。

無かったはずの足と真っ赤に染まったワンピースの中で・・・


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