俺は普通の大学生だが、今ストーカーに悩んでいる。
いつも大学が終わって家に帰ると手紙が置いてあり、それには『今日は●時に起きて●時頃にお昼ご飯食べてたね』など、事細かくその日一日自分がした事が記されている。
気持ち悪い。
どんな女だ。
そう思う毎日。
ある日ふと気付いた。
あれ?物の位置が微妙にずれている…これもこんなところに置いた記憶なんて………まさか…
気持ち悪い。
次の日、俺は部屋に隠しカメラを置き家を出た。
いつも通り大学へ行きバイトへ行き、帰宅。
すぐにビデオを停止、巻き戻し、再生。
俺が部屋を出て数分。
ガチャ…
入ってきたのは髪の長い汚ならしい女。
こいつか…
が、女は動かない。
玄関にボーっとつったてるだけ。
早送りをする。
昼になり、日が沈みやがて夜に。
動いていない。
なんだこいつ…なにがしたいんだ…?
その時
ガチャ…
誰かがドアノブを回した瞬間、
バタバタバタ
女はすごい勢いで押し入れに隠れた。
入ってきた人物は……
俺だ。
ビデオの中の俺はカメラをとめに近付いてきてそこで映像終了。
え…?
後ろには押し入れ。
振り替える勇気がでない。
しかし一つ確かな事。
さっきから痛いくらいの視線を感じる…