暗視ゴーグル

これは俺が高三の夏の事でした。
当時、軍オタだった俺はバイトで貯めた金で暗視ゴーグルを通販で購入しました。
早速届き部屋を暗くして使ってみても何か物足りませんでした。
動く人が見たいと思い深夜になるのを待ち、自宅から少し離れた大きい公園にバイクで向かいました。この公園は深夜になると照明が消えて駐車場でよくカーセックスしている車が停まっているからです。
一回駐車場の前を素通りして車が停まっているか下見をしたけど珍しく一台も停まっていませんでした。
諦め切れなかった俺は駐車場にバイクを停めて奥のトイレ近くの駐車場に歩いて向かいました。
トイレ付近に近づいた瞬間何かがトイレの裏に隠れるように移動しました。しかしトイレの照明も消えていて、真っ暗で殆ど見えませんでした。
ここぞとばかりにリュックから暗視ゴーグルを取り出しトイレの方を見てみると包丁を持った男が息を潜めてこっちを見ていました。
全身に鳥肌が立ち無我夢中で家に逃げ帰りました。
汗だらけだったけど風呂も入らずベッドに潜り込みすぐ寝てしまいました。
次の日起きると兄から○○公園のトイレで女性の死体が発見された事を聞きました

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風呂で死んで…

399 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2001/06/06(水) 13:36
入浴中に、ぬるかったのでガスをつけたまま、恐らく心臓発作で死んだ人がいた。
知人が発見した時には、湯がグラグラ煮立っていた。慌てて救急車を呼んだ。

やってきた救急隊が両肩を持って引き上げたら、湯につかっている部分の骨だけが
ズルズルっと持ち上がり、身は残ったそうだ。

400 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2001/06/06(水) 13:52
ところがこれは確固とした実話を元にしているのです。筆者自身「人間スープ」の実例を
見たことがあります。
といっても医学生の時、法医学の授業でスライドを見ただけですが。

追い炊き状態の風呂で何らかの発作を起こしたらしく、ほぼ半日煮詰められた状況で発見
されたとのこと。気味悪がる学生たちに、検屍の時の状況をあふれるばかりの笑みを浮か
べて語る教授が印象的でした。いつもはボソボソおもしろくもない話するだけなのに。

どんな状況だったか書くのは悪趣味なのでやめますが、今でも「ブリのあら煮」を見ると
そのスライドを思い出す、と言えば想像付きますかしら。

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リフォーム

青年が一人暮らしするために家を探してた。
不動産屋で適当に見回った結果、築年数は古いが、最近リフォームしたばかりらしく
きれいな三階建てのアパートの一室にすることにした。家賃も普通で、その青年もラッキーだと思った。
引越しも無事完了、そしてその部屋で手伝ってくれた友人と
お酒を飲み始めた。すると一人の友人が

「なんかコリコリ音がしない?」といった。

しかし何も聞こえず、お酒のせいだと思った。

次の日の夜、寝ようとして布団に入ると、友人が言っていたように

「コリコリ」と聞こえる。

音の元を探ってみると北側の壁からだ。
隣に部屋はないしねずみだろう、と思い寝ることにした。

しかしそれは毎晩続き、我慢できなくなった彼は管理人にねずみの駆除を頼むことにした。

次の日、管理人のところにいくと申し訳なさそうにこういった。

「ごめんねぇ。あそこ小さなクローゼットがあったんだけど、 前に住んでた人が見た目が悪いからって自費でただの壁にしちゃったんだ。
ネズミが住み着いたのかもしれないねぇ」って。

後日その青年も立ち会ってネズミの駆除をすることになった。

業者の人が壁を壊す前に壁紙をはがすと、みんな愕然とした。

そこには何かを隠すように、何枚もの板が何百何千という釘で打ち付けられていたのだ。

電話でそれを知った管理人も駆けつけてその板を取りはずす作業が始まった・・・。

数時間たち日が沈みかけたときすべての板がはずされ、スペースきっちりにはめ込まれた薄い板があらわれた。

そしてそれを剥がした。

そこにいた人間はなんとなくは感じていたが、やはりあった。死体だ。

その死体ははすっかり乾いていて異臭すらしなかった。
着ている服や、背格好から小学生ぐらいの女の子だとわかった。
なぜかすべての指の先は骨がむき出しだった。

管理人は警察に電話するためかばんから携帯電話を取り出そうとしたが部屋は思いのほか暗かった。

いらだちながら部屋の電気のひもを引いた瞬間

全員が悲鳴をあげた。

その小さなクローゼット一面いっぱいに赤い字でこう書かれてあったからだ

おとうさん ごめんなさい
おねがい

だして。だしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだして
だしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだして
だしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだして

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俺が小さい頃

俺が小さい頃の話だ。
ガキの俺は車のおもちゃで遊んでると母ちゃんがいそいそと身支度をしててな。

俺はどっか行くもんだと思って
「ぼくもいきたいー」
なんて駄々こねたな。
母ちゃんはそんな俺を見て笑って
「○○ちゃんにはまだ早いわよ」って 頭を撫でてくれた。

言ってる意味はわかんなかったが頭を優しく撫でられると何も言えなくてな。

「ぼく、おりこうにしてる!」

なんて 言ってたのを未だに覚えてるよ。
あと鮮明に覚えてるのは
母ちゃんの笑顔と

「またね」

という言葉も覚えてる。

そうそう、あともう一つ覚えてるのがある。

昭和○○年10月13日午後4時38分○○佐知代 投身自殺により死亡。

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急患

おれが当直だった夜に、急患でおれは叩き起こされた。
急変とかで、まあよくあることだ。

処置室に行くとちょうど患者が救急車で病院に着くときだった。
救急車からストレッチャーで下ろされたのは、真っ黒に焦げた死体(にみえた)
だった。救急車のスタッフにきくと、交通事故をおこしたドライバーで
引火した車のなかで取り残されたらしい。50代位の男性だった。

一応、生きてはいるが、そりゃもう表面なんかコゲコゲで肉の焼ける
においがあたりに立ちこめ、俺はもう吐き出しそうになった。
全然動く気配もない。もう時間の問題だ。

「すごいですよ。一応心停止してません。まあ、もうだめでしょうけど」

と救急隊員は言った。

医師も

「あー、こりゃすごいね」と言って治療をする気もなさそうだ。

「ひどい・・・・」看護婦も目が怯えていた。

俺は一応検査をするための準備にかかった。
機器を用意している部屋に入って準備をしていたら、その黒こげの患者が運ばれてきた。
おれは腕に検査の為に針を刺すのでその患者の血管をさがしたが
表面が黒こげでどこに血管があるか分からなかった。

「あー、これ、メチャクチャでどこだか分かんないよ」と俺は言った。
皮膚のまともなとこを探そうと腕をつかんだとき、その黒こげ患者が言った。

「・・・そんなに私、ひどいんですか・・・・」

「あ、あ」

俺は声にならなかった。ずっと意識はあったんだ。
今までの俺達の会話を聞いていたんだ。

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