トイレ

新潟の某大手メーカーの工場の従業員家族慰安会の営業に行った時、
楽屋にあてがわれた応接室からトイレに行こうとした。
応接室を出ると、廊下に係りの人が待機していて

「どうしましたか?」

「ちょっとトイレに行きたいんですけど」

「それではご案内します」

「え?トイレあそこでしょ?あそこにWCって書いてあるじゃない」

「いえ、向こうに新しいトイレがありますので」

「いいですよあそこで。小便だし」

「それでは一緒について行きます」

Eさんが一人でトイレに入った瞬間、嫌な感じを覚えた。
うっすらホコリが積もり、普段使われている様子ではなかった。

4つある便器の一番手前で用を足していて、ふと見ると一番奥の便器で小便をしている
男がいた。足音も何もしなっかたのにと不審に思いながら手を洗い、鏡を見ると
誰もいない。

「エッ?」と思って振り返ると男がまだ用を足している。
また鏡を見てみると、今度は男がはっきり映っていた。

「何かいるッ」

気持ち悪くなったEさんは外に飛び出して、待っていた係員に

「今誰か入りましたか?」

「いえ誰も入ってませんが…」

「おかしいな…ちょっと中見てみてよ」

「誰もいませんよ」

「いや、絶対いたから。鏡見てみてよ、映るかもしれないから」

「…Eさん、このトイレ鏡ありませんよ…」

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格安ビデオ

俺が大学2年の頃に実際に体験、、というほどでもないのですが、あった話です。

俺は当時、親元を離れてアパートで一人暮らしをしてたんですが、彼女もいなく、友達も少なかったのでいつも暇を持て余してました。
唯一の娯楽は、近所のレンタルビデオ店で映画やアニメ等のビデオを借りて、自宅でゴロゴロしながら観てたことくらいです。

ある日、いつものようにレンタルビデオ店にいってみると、店の入り口の前にワゴンのような物が置いてあり、上にはビデオが沢山置いてありました。
どうやらワゴンセール中らしい。
古びた昔のビデオしか無かったが、全品100円と借りるより安かったので、なんかいいのはないかなーと、ビデオの山を手で探ってた。

すると、あるビデオを見つけた。
当時、4年前に公開したばっかの「ホームアローン」。
面白い!と周りが謳っていたが、俺はまだ未観だったので買うことにした。
早速に自宅に帰り、買ってきた「ホームアローン」のビデオパッケージの開けた。
「あれ?」
開けたと同時に違和感を覚えた。

通常、映画のレンタル用ビデオ等は中心のラベルのような物に映画のタイトルや上映時間が書かれているが、そのビデオにはラベルがあるはずのところに白いテ ロハンが貼っており、それにはボールペンのようなもので1993年10月21日とだけ書かれていた。
「なんだろ・・・」と俺は思ったが、前の持ち主が悪戯か、もしくはメモ用に書いただけだろうとそんなに気にはせずビデオをレコーダーに入れて、再生ボタン を押した。
テレビ画面はザァーーーッと砂嵐になった。
「不良品か、これ」
俺は損した気分でビデオをレコーダーから出そうとした瞬間、テレビ画面が砂嵐から違う風景に変わった。
「海?」
崖から見下ろす海だった。

画質はとても荒く、その上手ブレも酷かったし、男性のブツブツといった呟き声も聞こえた。
「なんだこれ・・」と思いながらも画面をしばらく見てると、画面が急に大きく揺れだした。
撮影者が走りだしたのだろうか?
「おいおい・・・これ・・」と思ったと同時に、画面がなにやらめちゃくちゃな光景になり、ガシャン!という音と共にまた砂嵐に戻った。
「・・・・・」
俺はしばらく固まっていた。
画面もずっと砂嵐のままだった。
俺はそのビデオをすぐにビデオ店に返した。
わけは話さなかったが・・

後に友人にその話をしてみると、それは自殺の瞬間だったのでは?と言う事だ。
その後、そのビデオはどうなったかはわからない。

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妙なもの

私の知人から聞いた話です。

知人の叔母さんはいわゆる霊感の強い人で、他人の霊的な相談に乗ったりしており、遠方から手紙で相談を持ちかけられるような人でした。
そんな叔母さんのもとに昔届いた手紙の内容として知人が語ってくれた話です。

手紙の主は女学生です。
ある日彼女が学校から帰り、自宅のあたりまで来た時のことです。
誰かが彼女の自宅に入っていくのが見えました。
弟か外出していた母が帰ってきたのだな、と彼女は思ったのですが、家に着くと玄関の鍵は閉まっていました。
しばらくして帰ってきた弟がに、さっき一度帰ってきたかと尋ねましたが、知らないという答えでした。
彼女は不思議に思ったものの、見間違いだったのだろうと思うことにしました。
しかし、それから彼女は家の中でたびたび妙なものを見ることになったのです。

夕飯時のことです。
彼女が居間にいて、ふと台所を見ると、炊事をしている母親の後姿が見えたのですが、何と母親が二人いるのです。
彼女が驚いていると、そのうちの片方がくるりとこちらを振り返りました。
それは母親ではなく、顔に目鼻がなく、口だけのものが笑っているのでした。
また別の日、彼女が風呂に入り洗髪をした時のことです。
風呂場には彼女一人だけのはずなのに、湯船のなかでぽちゃんと水のはねる音がしました。
顔を上げて湯船をのぞき込むと、水面にあの顔が映っていたそうです。

またある日のこと。
彼女の母親は自宅で洋裁教室を開いており、足踏み式のミシンが置いてある部屋がありました。
夜遅くその部屋からミシンを踏む音が聞こえてきたので、まだ生徒さんが残ってるのかな、随分遅いな、と思って彼女は部屋を覗き込みました。
すると一台のミシンに女性が向かっているのが見えました。
ただその様子は普通ではなく、首と腕をだらりと下に垂らしたまま、足だけめちゃくちゃな勢いでミシンを踏んでいるのです。
しばらく様子をみているとその女性がくるりと振り向きました。
またあいつでした。
今度はそれはすっくと立ち上がったかと思うと、Aさんに向かって走り出してきたのです。
彼女は急いで自分の部屋に逃げ込んだそうです。

私が聞いた手紙の内容はここまでです。
それを見てしまうのは家族の中でも彼女だけだそうで、助けてほしい、という内容だったということです。

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お地蔵様

当時峠を車で走る、いわゆる走り屋をやっていた先輩がいつものように
峠を愛車で走っていたそうです、

何往復かした後最後の一本と思い再び
走り出したところ、あるカーブで曲がりきれず脇の草むらに突っ込んだ
そうで,その際にゴツッと鈍い音が聞こえたそうです。

先輩は車の損傷
程度を確認するため、すぐに車を降りたのですが、今まで経験したこと
がないような寒さを感じたそうです。

車を降りた後、フロントバンパー
を確認したのですが、音の割にはわずかな損傷だったそうです。

よかったと胸をなで下ろした時、ある物に気づいたそうです。
ゴツゴツした丸い石と細長い石が車の前方に転がっていました、

こいつに当たったのか
と口ずさみながら近づいてよく見るとそれは頭と体がとれた無惨な姿の
お地蔵様でした。
先輩は無神経な人なので、お地蔵様の体を立てて、頭を無造作に載せて帰路についたそうです、時間は2時30分過ぎでした。

その後、異変はすぐに起きました、
運転中にハンドルいっぱいに男の顔が浮かび上がり、ずっとこちらを見ているそうです。
顔は恨めしそうに見ており、先輩は怖くて逃げようと思ったらしいのですが、なぜかここで逃げると殺されると感じたそうです。

なぜならば、逃げようと思うと
首を絞められる感じがしたそうです。先輩は平常心を心がけ家に向かい
ました。

先輩が家に帰るまでの間に様々な異変が起きたそうです。
突然ラジオが始まったり、車内灯が点灯したりと、それでも運転を続けました.

そしてある緩やかなカーブにさしかかった時、そのカーブの途中に老夫婦が
並んで立っており、通りゆく車を1台1台見ているそうです。

普通は街灯もない夜道、老夫婦がいるわけもないし、遠くから見えるわけもない
ですよね、

でも先輩にはそれが見えるだけではなく、すぐにこの世の人ではないと感じたそうです。

先輩は目が合わないように一生懸命運転しておりました。先輩の車が老夫婦の前を通りすぎたその瞬間、

急に車がスピンし側壁ぎりぎりのところで止まったそうです。

あわてて車から降りてあたりを確認したところ道も濡れていないし、滑る要因がまるでなかったのです。

この時先輩は車から降りることができたことに気づきほっとしたのですが、車に戻ったときに愕然としたそうです。

あの老夫婦が車の後部座席に乗っており、こちらをずっと見ていたそうです。

気丈な先輩でもさすがにその場に倒れたそうです。

目が覚めたとき、なぜか先輩は車に乗っていました、まだ夜は明けておらず、空は真っ暗でした。

目が覚めてもハンドルは見られなかったそうです。まだ彼がいます、
さらに後部座席にも明らかに老夫婦の気配があります。

先輩はもときた道を引き返し、お地蔵様の所へ向かいました。

なぜそうしたのかは今でも分からないそうです。

やっとお地蔵様の所へたどり着いた先輩は、お地蔵様の前で土下座をして謝り,お地蔵様の頭を丁寧に慎重にもとの位置に戻したそうです。
普通はここで霊現象が終わると思ったのですが、霊現象はエスカレートする一方で、痩せ細ってゆく先輩を見かねて先輩の彼女が、先輩と一緒にお祓いを受けた そうです。

お祓いは実際にお地蔵様のところで行われました。先輩が言うにはお地蔵様の目がお祓いの間ずっと先輩の顔を見ていたそうです。

お祓いの最後に「次来たら、連れて行く」と図太い声で
耳ではなく頭の中に響いたそうです。

その後、霊媒師はすごい剣幕で先輩を叱ったそうです。お祓いを受けるのがもう少し遅ければ車の事故で確実に殺されていただろうと。さらに車の中には溢れん ばかりの沢山の霊が乗っているから供養しなさいとの事でした。

その後の先輩ですが、
あの峠周辺には全く近寄っていないとのこと。当然あの車は廃車です。

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走る足音

友人は最近仕事が忙しく、自宅に帰るのは2時~3時になっていたそうです。
この自宅というのは、8階建てのマンションで7階にある部屋です。
いつものように、帰りが2時を過ぎていて疲れきってマンションにたどり着きエレベーターで部屋まで行ってとっとと寝ようと思っていたそうです。
エレベーターに乗込み7階のボタンを押します。

この時間だと利用する人もほとんどいなく直通なのですが2階で止まって扉が開きました。
でも、待ってる人はいなかったそうです。
それで、「おかしぃなぁ・・・」と思ったそうなのですがなにやら、廊下の奥の方から誰かが走ってくる足音が聞こえます。
「あ、誰か乗るのかな?」と思ったのですが、「開」のボタンを押すより早く扉が閉まってしましました。
「ま、いっか」とその場は何も気にしなかったのですが3階でまたエレベーターが止まり扉が開きました。
「おっかしぃぃなぁぁぁ・・・」とただ不可解に思った直後
身が凍る思いをしたそうです。

またもや、廊下の奥の方から走る足音が聞こえてくるのです。
それも、どうやらこっちに向かって走って来ている様子・・・
鳥肌がぞわわっっと立ち、あわてて「閉」ボタンを押したそうです。

心臓がドキドキしながらも、「もしかして次の階も止まるのでは・・・」と直感的に思ったそうです。
直感は当たり、4階でも止まり扉が開こうとします。
扉が開く前から、「閉」ボタンを連打したのですが
やはり、ある程度開いてしまします。

その開いた時に、エレベーターの中からは見えない位置だったのですがもうエレベーターの近くまでその走る足音が聞こえてきてたそうです。
それと、苦しそうで、くぐもってはいるが女らしき声で
「い゛れでぇぇ・・・」と聞こえたそうです。

もう、半ば気絶しかかりそうになりながらも5階でも止まると確信して、「閉」ボタンの連打。

それで、また5階で扉が開いてしまったわけなのですが
ちょっとだけ開いて閉る瞬間、廊下からエレベーターホールに走り込んで来た人が見えたそうです。

友人はもう恐怖で泣き叫びながら、「閉」ボタンを連打してたのですがついに6階でまた止まり、扉が開いた瞬間2m近くの目の前に目をかっと見開いたバサバ サの長い髪をした人がこっちに向かって走って来てて先ほど言っていたと思われる「れでぇぇぇぇ」の部分をその人が喋っているのを聞いたとこで気絶でもして しまったのか記憶が途切れているそうです。

気が付くと自宅のベットの中にいたそうです。
夢だったのかとも思ったそうですが、どう考えてもそれはないと本人は言い張っています。

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