Archive for 9月, 2010

温泉宿

私は海外とか綺麗なリゾートホテルはあまり好きじゃなくて、趣のある落ち着いた温泉宿が好きなんだ。
だから嫁と旅行行くときは毎回私が無理を言って温泉宿をとってもらっている。
その日もなかなかの旅館で私は満足していました。

晩御飯も食べて温泉にも入って、一杯飲んだところでお互い眠くなってきたので寝ることにしました。
一応旅館なので蒲団は二枚敷いてありましたが私と嫁は同じ布団でねました。

しばらくしてふと目が覚めて・・・
私はたいてい寝るときは腕枕をしてあげていて、夜中に目が覚めると腕が痺れていることがよくあります。
その日も腕が痺れていたのでそっと腕を嫁さんから抜きました。
その時・・・・・
私たちが使っていない布団に髪の長い女が横たわっていました。
あまりの出来事に私は金縛りにあったかのように動けず
何度か嫁さんを起こそうと試みましたがやはり体は動かず声も出ないので無理でした。

女から目をはなしたら駄目な気がして私はとにかく女を注視していました。
すると
少しずつ女がこちらを向いているのです。
反対側を向いて横たわっていたのがゆ~っくりと
だんだんだんだんこちらを向いて

私の心臓は今まで経験したことがないバクンバクンと聞こえるくらいの大きな音を立てていた
そして完全にこちらを向いたとき私は恐怖のあまり泣き叫びたくなりました

もう一つの布団に横たわっていたのは私の嫁でした。

あれ以来私は旅館に泊まることができなくなってしまいました。


傘さした女

625 :傘さした女:2010/03/19(金) 17:07:13 ID:fCnd3pbaP
ちょっと前に体験した事で怖いっていうか、、、なんか本当に洒落にならない感じだったから
文章とか全然だけどちょっと書かせて下さいな

その日普通に仕事終わって家に帰る道での出来事なんだけど
仕事は18時に終わって、地元の駅までまっすぐかえって19時くらい
ちょっと前って言ってもまだ冬だったから、もう道は真っ暗だった

駅を降りて、右に曲がって、ずーっと歩いて、ちょっとした道を越えて。。。
あとは家までまっすぐ200mくらいの道

俺の家は多摩川の河川敷に凄く近いところだから川に向かってまっすぐ
歩いて行くような感じです

ほんとに普通の住宅街だから人通りもまばらでそんなに街灯も無くて結構暗い道です

と、言っても別に「何か出そう」とか「雰囲気がある」みたいな風に
思った事は無かったです、まぁ住宅街ですから

で、いつも通りその200mまっすぐの道に入ってテクテク歩いてたら
30mくらい前かな、と言うところに傘を差して歩いている女性が居たんです

626 :傘さした女:2010/03/19(金) 17:07:33 ID:fCnd3pbaP
暗い道で30m先だとはっきり分からないけどシルエットでスカートみたいな
感じだったし、細い線に見えたから女性だって思ったんですよ

で、俺も歩く
相手との距離は特に変わらない
10m、20m、歩いてもそんな感じで、その女性も川の方に向かって歩いてるんだなと思ってました

暗い夜道でちょっと離れた場所を歩いてる人が歩いてる方向って分からなく無いですか?
だからちょっと歩いて、距離がそんなに変わらなければ一緒の方向
どんどん近づいて来たら自分に向かって歩いて来てる、そんな感じ

とにかく気にするような事は一つも無かったので、早く家に帰りたかったので
すたすた歩くとその女性にどんどん近づいてきてシルエットがちょっとはっきり見えてきた

川の方に向かって歩いてるんですよ、間違いなく
でもその女性の歩き方が変に見えて、目を凝らしてみたら

明らかにこっちを向いてる、見間違いじゃない
ええ、後ろ向きに歩いてるんですよ、その人・・・

というか、こっちを、いや俺を見てるような気さえする
うわぁ。。。なにこれ、、、

627 :傘さした女:2010/03/19(金) 17:07:49 ID:fCnd3pbaP
霊感とかまったく無いし今までそう言う体験もした事ないので
幽霊とかはまったく信じてないから、頭のおかしい人なのかなぁ
やだなぁ、こえぇなぁ。。ギャアアアアとか言って走ってきたら殴っても良いのかなぁ
でもいくらキチガイでも殴ったら捕まるかなあ玄関の方に方向転換して
玄関の方に向かおうとしたんです

なんてしょうも無い事を考えてたら、家の前のちょっと手前くらいまで来たので
ホッとしていつもは斜めに滑り込むように家の玄関に向かうけど
ちょっとその女性から目が離せなかったし、自分でもどういう気持ちだったのか分からないけど
家の玄関の真横まで来て、ビシ!っと踵を返して家の
そしたら、ちょっと前をこっちを向いたまま歩いてたその女性が
いきなり普通に歩きだしたんですよ

こっちを向いてる+普通に歩きだす

そう、俺の方に向かってきたんですよ!!
俺は既に右手に用意していた鍵をあわてて鍵穴に差し込んで、速攻で家に入って
今まで一度も使った事のないドアチェーンをガチャガチャおぼつかない手つきで
ドアにかけて・・・

とりあえず怖かったから外も見なかったし、家の明かりもつけないで
しばらくジっとしてたんだけど、真っ暗な家の中でジっとしてるのも
何か怖くなってきたので普通にテレビつけたら気持ちも落ち着きました

まぁ、たったそれだけのお話しですが、結構怖い思いをしたので文章にしてみました

雨降ってないのに傘さしてるとかまじ怖いですよね


部屋の隅

自分が地元の不動産屋に入社してすぐに、今まで大家さんが自己管理していた物件
(当時、築約10年2階建て軽量鉄骨アパート 2DK 8世帯 P付)を、
うちで管理(10%で入居者の家賃・管理費回収に共有部分の掃除・管理・苦情受付等)
してほしいという申し出があって、物件を把握するために新人の私が設計図持って
空室を視察(コンセントとか水回りとか)に行ったところ、そのアパートの敷地に入ったとたん
何故か視界がセピア色にぼやけてきて、鳥肌が・・気にせずに部屋に入ろうと鍵をあけると
明らかに何か変。普通空室の場合は言わないが「おじゃまします」と言って入り、図面に
コンセントの位置や天袋の有無等を書き込んでると、シャーペンもボールペンも
何故か書けなくなった。もう無理で、振り返ると、膝を抱えて座った様な黒い影が
下を向いて部屋の隅に・・「おじゃましました!」と、あわてて出た。

「気のせい気のせい気のせい」と走ってアパートの敷地から出ると「ふわっ」と
周りが明るくなった。昔から霊感は強いほうだと思うけど気にしないでいた。
でも、今回は明らかに変。会社に帰って「少し変だったんですけど・・・」と言うと
最初は「気のせい」と言ってた専務がしぶしぶ「実は・・」と

まあ、その部屋の前の住人は50代の男性の一人暮らしで、検死結果は自然死らしいけど
死後2週間以上で発見されて空室になった部屋で、それはともかく、その物件自体が10年間で
警察関係が自然死3件・自殺2件・行方不明(失踪)1件。それに、離婚・夜逃げ数知れず。
(ただ、自殺の2件は続けて同じ部屋。告知して納得して入居した人が3カ月後に自殺した)
で、大家さんは手に負えなくなってうちに頼んだらしい。
(このままでは家賃回収が出来なくて困るから、入居前の面接もお願いしたいと)

結局物件確認は男の人に行ってもらって、普通に管理してるけど(私は近づかなかった)
日当たりが悪いのと、今までの件から家賃が相場の2割程度安く、入居率は高い。
普通に暮らしてる人は暮らしてる。ただ、夜の仕事の母子家庭が多い。

その後私が知ってるのは、婚約中の男性が新居にと契約して、クリーニングも畳替えも
鍵の交換も済んで、いざ引っ越しってなった時点で婚約が駄目になったと契約解除。
もう、契約も鍵の明け渡しも済んでるから「退去扱い」になって一か月前通告だから前家賃に
翌家賃に礼金が丸損。うちは儲かっていいけど、同じことがその物件で2回あった。
で、他に1人暮らしの男の人が刑務所に入ったり、あとは元々住んでたおじいさんの
自然死が1件(鍵管理してるから立ち会う)あと離婚(お父さんが女つくって逃げた)が1件。

私が勤めてた2年ちょっとの間にこれだけ。今もそのアパートあるけど、前通るたびに
なんだか不思議な気分。偶然?ま、事実だし、別に死ぬほど怖くはないけどさ。


百一個目の墓石

これは大学の友人、Dから聞いた話なんだ。

彼は、サークル仲間とある日、酔っ払った勢いで心霊スポットに行くことになったそうだ。
某S市の百一墓ってところなんだけど、かなりマイナーで地元の人くらいしか知らないと思う。
心霊スポットへいったのは、お調子者のB、真面目なT、それからサークル部長のH
そしてDの4人だったそうだ。

居酒屋で十分に飲んだ後だったから、時間は深夜1時を回っていたらしい。
酔い覚ましに何か無いかということで、Bの提案で心霊スポットへいくことになった。
居酒屋から車でだいたい40~50分のところかな。

酒が飲めないTの運転で、百一墓へ向かったそうだ。
俺も昼に一度近くを通ったんだが、これが結構山の中にあって、
深夜ともなると車もほとんど通らないような場所だ。

あ、そうそう、百一墓の由来なんだけど
綺麗に10×10で墓石が並んでいる場所(綺麗なのは配列だけで長い間放置されているので荒れてる)
なんだけど、極稀に10列目の端に11個目の墓石がたってることがあるんだって。
それが、結構見た人が多いってんで、地元でいつの間にか百一墓って呼ばれて定着したんだと。
ばあちゃんから聞いたことだから、かなり昔からあったらしいんだよな。

で、ばあちゃんからあまり近づくなって結構言われてた。
その理由なんだけど、曰くがあってさ、百一個目の墓石を見た人は、死ぬとか不幸になるとか言われてるんだ。
噂ではさ、百一個目の墓石には自分の名前が彫られてるらしいのね。

まあ、そんな場所にDたちは向かったわけだ。
実際到着してみると、7月だってのに妙に冷たい風が吹いてきたそうだ。
といっても、7月とはいえ、深夜の山の上だからね。それが原因なんだろうけどさ。

お調子者のBは車から降りると同時に、「うぇーーい!」と大声で叫んだらしい。
いい感じに酔っ払ったままのようだった。
実はこのときサークル部長のHの肩がビクッってなったのをDは見逃さなかった。
Hは普段結構強気な方だから意外な一面を見れたってことでちょっぴり嬉しかったらしい。

というわけで、さっそくみんなで墓石の数を数えたそうなのね。
数えたっていっても、配列は綺麗だからざっと見るだけなんだけどさ。
まあ、何の変哲も無い10×10の墓石のわけだ。例の10列目も墓石は10個。

それに安心したのか何なのか、Hはさっきまでビビッてた癖に、急に強気になって、
「なんだよー、つまんねーなー」なんて言ったそうだ。
Bも「俺たちの勝利だー!」ってわけの分からんことを叫んでたらしい。
Tは、車の横に立って、笑いながら「お前ら、うるせーぞ」なんて言って和やかな雰囲気だった。

Dも何もおきなくて残念だとは思ったが、冷たい風に当たって、いい酔い醒ましになった、なんて思ってたんだって。
さて、帰ろうかってことになって全員車に乗ったところで、Bが血相を変えて「早く出発しろ!」って叫んだんだって。
その雰囲気が尋常じゃなかったんでTは慌てて車を発進させた。
次の瞬間にはTの顔も真っ青になって、車を急加速させた。
HとDが「おいおい、どーした?」なんていっても二人とも顔面蒼白のまま無言だったらしい。

ようやく、街へ降りてきて、コンビニの駐車場に車を止めたんだが、
そこで安心したのか、BとTはすごいため息をついた。
HとDが訳を聞いたみたいなんだけど、どうやらBもTも見たらしい。

車を発進させた後、Bは何気に車のガラス窓から墓を覗いてみたんだって。
そしたら確かに10列目の端に一個出っ張って、墓石がたってたらしい。
Tは車を発進させた後にバックミラーを見たら、それが見えたらしく
急加速させたんだと。

その後、別にBにもTにも不幸なことはないし、死んでもいないって。
ただ、お調子者だったBはなんとなく暗い感じになっちゃって、真面目だったTは
タバコとか絶対吸わない人だったのに、最近は吸ってるらしい。
Dが言うには、二人ともなんか雰囲気が変わったように思えるらしい。

BとTの魂が死んでしまって、2人の体には別の魂が乗り移ったんじゃないかって
Dは思ってるらしいんだ。そういう意味なら確かに曰く通り二人は死んでることになる。
サークル部長のHは大学を卒業してしまって、今は連絡は取り合ってないらしい。


髪の長い女

三年程前に、一人暮らしをしていたマンションで怖い体験をした。
7階建てで1フロアに5部屋というこじんまりとしたマンション。
俺は403号室に住んでいた。
間取りは2DK。玄関を入ってすぐ右側の部屋を俺は寝室に使っていた。
仕事から帰ってきて寝るまでの時間は、ほとんどダイニングでPCを使ったり、
TVを見たりして過ごしていた。

俺は飲食店で働いてるから、自宅に帰るのは早くても午前1時過ぎくらい。
マンションの周りは住宅街で、少し歩けば大通りもある。静かだけど、深夜でも特別寂しいという
雰囲気ではない。
帰宅してからの俺の行動パターンは大抵こんな感じ。
寝室で寝巻きに着替える→TVとPC起動→飯食う→風呂→3時ごろ就寝
毎晩寝床に入ってウトウトしていると、部屋の窓の向こうから「ガガーッ」という、
エレベーターの開く音がする。そして「コツコツコツ・・・」という足音が聞こえる。
これはほとんど毎晩だった。少し深夜にしては足音がデカイかな?と少し気にはなっていたけど、
次の日の朝にはそんな事忘れていた。

そんな感じで、特に何の問題もない毎日を送っていたんだ。そしてついにその日が来てしまった。
俺は、いつものように深夜3時過ぎに寝室のベッドに入っていた。
また、エレベーターの開く音が聞こえた。
「コツコツコツ・・・」足音が聞こえた。俺の部屋の窓には厚いカーテンがしてあるので、
シルエットは見えないけど、足音で、自分の部屋を通り過ぎたのがわかった。
恐らくハイヒールを穿いた女性で、「404号室か405号室の住人だろうな・・」と何となく考えていた。
何だか寝付けなかったので、TVをつけてボケーっとしてると、こんな事を思った。
「そういえば、足音は聞こえるのにドアを開けたり鍵を閉めたりするときの音って聞こえないよなぁ・・」
と。そんなに作りがしっかりしたマンションでもないし、隣近所のドアの開け閉めや鍵の開閉の音
はいつも聞こえていた。
あんまり気にして聞いていた事はないけど、今回に限っては深夜なので「絶対に聞こえるはずなのにな・・」
と少し気になってしまった。

深夜にもかかわらず、結構な足音を出す女だ。ドアや鍵の開け閉めに気を使うとも思えない。
そこまで考えてしまっていた。
TVを消して外の気配を伺った。シーンとしていて、たまに外を走る車やバイクの音が響くだけだった。
自分でも少しバカらしくなってきて、すぐにTVを付けた。
わざわざ人んちのドアの開く音なんか意識しないよな・・って自分で呆れた。
何か目が冴えて眠れなくなったから、タバコを取り出して窓のほうに向かった。
カーテンを開けて、磨りガラスになっている窓の鍵を開けて、タバコに火を付けた。
いつもはキッチンの換気扇の下で吸うんだけど、この日は就寝前という事もあって
キッチンまで行くのが面倒くさかったんだと思う。
風の流れで煙が部屋に逆流してきたので、網戸を開けてタバコを持った手を外に出して、
口元も窓の外に出すような形で煙を吐いていた。

すると、フッと視界に何か不自然な物が映った。
さっきまで死角になっていて見えなかった窓の外に、髪の長い女が立っていた。
耳を壁に付けたまま顔を横に向けていた。ベージュか白のコートを着ていたと思う。
俺は心臓が止まりそうなくらいびっくりした。
タバコを手に持ったまま、窓を閉めるのも忘れて、一目散にダイニングへ向かった。
震える手で警察にTELをした。
5分後くらいにドアの向こうで男数人の野太い声がしたので、警官が到着したんだと気付いた。
警官に事の経緯を説明している途中に、女は他の警官に連れられて行った。
マンションの住人、向かいのマンションの住人も何人か野次馬で見ていた。
その日は一睡も出来なかった。

後日、更に気持ちの悪い事実を知る事になった。
警察からは、「後日連絡します」と言われていたが、一切連絡はなかった。
休日に出かけようとマンションのロビーに行くと、管理人さんから声をかけられた。
どうやら管理人さんに警察からその女についての連絡が行っていたようだ。
管理人さんはマンションの住人や近所の人からも情報を仕入れていたようで、
その女の詳細を聞かせてくれた。
どうやら近所に母親と思われる老婆と二人で住んでいるキチガイのおばさんらしく、気になったものを
付け回す癖があるらしい。

近所では深夜に徘徊している姿が目撃されていて、警察にも何度か通報されていたらしい。
向かいのマンションの住人の話によると、深夜にその女が俺の部屋の窓の近くに
立っているのを見たらしい。
明るくなってもまだ居たので不審に思っていたらしい。
俺の聞いていた足音はそのおばさんのもので間違いなかったようだ・・。
ということは・・・俺は、一枚壁を隔てた向こうにオバハンが居る状態で毎晩眠っていたんだ・・。
それに気付いた瞬間、ササーっっと血の気が引いていったのを覚えている。
その日から俺は実家に帰って、一ヵ月後に友人をたくさん呼んで手伝ってもらって引越しをした。


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