友達から聞いた話。

あるところにランニングが好きなA男とB男という二人の少年がいたらしい。

二人がたまたま海辺を走っていると『助けて…』との声が聞こえた。
ふと海を見てみると、人が手をバタつかせながら溺れていたそうだ。

A男は、助けなきゃ!と思い海の中に入ろうとした。
しかしB男がいきなりA男の腕を掴んでいつも以上に早く走りだした。
A男はB男の手を振り払い、『人が溺れているんだぞ!』と言った。するとB男はこう言った。

『お前…あの溺れている奴の顔良く見て見ろよ!笑ってるぞ!』