ねえ、こんな話知ってる?

都内のあるアパートに、一人暮らしのおじいさんがいたんだってさ。
この人はほとんど近所づき合いがなかったらしい。

このおじいさんは、ある日お風呂に入っていて、お湯がぬるいって思ったらしく、風呂釜の追い炊きスイッチを押してもう1回湯船に浸かった途端、心臓発作を起こして死んじゃったんだ。だけど、お湯は加熱されてどんどん熱くなっていく。

2日後、そのおじいさんの親戚の人が電話に出ないことを不審に思って、警察に連絡したんだ。そして室内に踏み込んだ警察官は熱湯の中でグツグツ煮えてる状態の死体を見つけたらしい。

救急隊も駆けつけて、とりあえずおじいさんを湯船から出そうとして肩をつかんで引き上げたんだけど、肉が全部そげ落ちて背骨だけがスポーンって取れちゃったんだって。

頭と肩だけがついた背骨って言ったほうが正しいのかな?熱湯で長い時間煮込まれた状態になってたから、肩から下の肉がトロっトロになっていたってわけ。

とろけ落ちたおじいさんの肉でいっぱいになったバスタブの中は、まるでシチューみたいになってたらしいよ。匂いはスゴかったらしいけど。